ミオドコーパについて

ミオドコーパの語源と第2触角

肥大した原節が介形虫の一部に共通する形態的特徴である事から、Sars (1866)においてこのグループにMyodoopaという名称が付けられました。

myodocopa = myodo- + kope

ミオドコーパ = Myodocopaという言葉は、myodo- + kopeであり、「筋肉の」+「柄、櫂」という意味を持ちます。 ミオドコーパ類の共通形質である筋肉の発達した第2触角にちなんだ名称です。 日本語の筋柄目もこれからきています。

第2触角 antennule

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右画像はMelavargula japonicaの電子顕微鏡画像です。左殻を剥がし、左の3〜6肢を取り外してあります。拡大部分が第2触角を示しています。 ミオドコーパの第2触角は巨大な原節protopoditeの中に強靭な筋肉が内蔵されており、これにより強い力で作動させる事ができます。 また外肢exopodの先端部分(第2〜9節)からは長く伸びた剛毛が生えており、これが水をかくフィンとして働きます。

遊泳

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巨大な原節に内蔵された強力な筋肉、そして外肢先端のフィン構造、これら二つの形質によりミオドコーパ類は重い背甲を持つにも関わらず強力な遊泳能力を示します。

右の画像はEuphilomedes sp.のメス。 第二触角を動かして遊泳中です。 この属の、特にメスは背甲の石灰化が強くいため強度に優れるものの非常に重く、ミオドコーパとしては泳ぐのはそれほど得意ではありません。 

References

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